マネジメント

介護の生産性の向上のためには「業務の余裕」が必要です。業務の余裕を作り出すための方法から、介護の価値の本質について記しています。クリニックなどの医療分野でも、マネジメントについてや介護現場で起こっている事象は大いに参考になる書籍です。

離職率の低下、エンゲージメントの向上など、著者のコーチングの経験やいくつもの病院での具体例から、組織マネジメントや「医師の働き方改革」への対応についてコーチングの効果や具体例について述べられています。

著者は不幸な医師でりうつ症状となっていた。幸せな医者になる方法について、凝り固まった医師キャリアなどのマインドセットともに、日本以外、医師資格業以外のビジネスに広い知見をもたらします。

良い人が採用できない、採用しても早期退職してしまう、患者が増えないなどの課題をエンゲージメントという観点から解決します。「人」を切り口とした見方により集患や採用、スタッフ教育を改善する方法を示しています。

「儲かるために歯医者になるんじゃない。幸せになるために歯医者になるんだ。」これを実現するためのマインドセットを、患者やスタッフとのコミュニケーションを中心に記されています。儲かってはいるけど幸せを感じられない開業医は初心を取り戻す参考になるでしょう。

スタッフへのコーチングにより経営者はスタッフを理解し、スタッフはビジョンに沿って仕事ができるようになり、クリニックのチームマネジメントがうまくいくようになります。本書は著者独自のTBC（チームビルディングコーチング）について記しています。