医療介護の業界は他の業種に比べWEB面接を行っているところががとても少ないと言われます。実際、私の出入りしている施設ではWEBで採用面接を行っているのを片手で数えるくらいしか見たことがありません。しかもその片手で数えるくらいの数の全てが私の方でレクチャーした施設です。
現実、下記リンク先のP38~にそれを物語る数字が出ています。医療福祉介護の業界のWEB面接の未実施(100%対面)は41.7%に上ります。他の業界の14.7~39.3%を抑え堂々の一位です。さらにWEB面接を実施しているところでもその実施率に関しては最低水準になっています。
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2023/03/tyutosaiyoujyoukyoutyousa2023-03.pdf
これは逆手にとるとWEB面接を行えるということは、行わない施設よりも採用の際の優位につながるということです。なぜならWEB面接を希望する人が増えているからです。ただ、100%WEB面接でやるべきというわけではなく、求職者にWEB面接の選択肢を与えられるというのが重要なのです。
さて、WEB面接を行えるツールとしてはzoomなどのビデオ会議システムが候補に上がるでしょうが、これらを導入する際にネックになるのが、利用料金やITリテラシーの問題です。zoomの有料プランは月に数千円かかりますし、zoomのID発行等が苦手な方もいらっしゃるかと思います。
そこでぜひ使っていただきたいのがindeedのWEB面接機能です。indeedは無料でも使える採用ツールですが、メッセージのやりとりや面接の調整機能、WEB面接機能などの管理の機能もとても充実しているのです。
まずはindeedについて知らない方に簡単にindeedの説明をしたいと思います。
indeedとは
indeedインディードは世界最大の求人検索エンジンで知られており、国内の月間利用者は4,100万以上、月間の求人数は520万以上と圧倒的にアクセスの多い求人サイトです。そのため、効果的な人材採用においてindeedを使わないという選択肢は無く、求人のある企業だけではなく人材紹介会社等も必ずといってよいほど利用しています。
indeedは基本的なサービスを無料で提供しており、自社の求人情報を登録し掲載することができます。求人情報は特定のキーワードや地域で検索されると表示され、求職者が応募することができます。
また、indeedでは有料の広告プランもあります。有料広告プランを利用すると、求人情報がより目立つ位置に表示され、優先的に掲載されるため、より多くの求職者に見てもらえるような仕組みになっています。Googleのリスティング広告や食べログの上位表示の広告に似ていますね。
さらにindeedには求職者の履歴書機能やメッセージ機能など求職者側の便利機能があるだけではなく、採用側にとってありがたい管理機能も提供しているため、採用担当者はこれらを活用して選考スムーズに進めることができます。
総じて言えば、indeedは採用する企業にとっては重要なツールであり、求人情報の掲載や広告プランを通じて、幅広い求職者にリーチすることができる優れたプラットフォームです。何よりこれが無料で使えるというのがすごいのです。
詳しくは下に記していきます。
indeedの採用管理機能
先にも触れましたがindeedには無料で使える採用管理機能も付いています。この採用管理機能が意外と便利で無料とは思えないほどなのです。
【付いている機能」
- 応募者管理機能
応募があった管理者の情報(履歴書や資格情報など)の参照や選考ステータスの入力、メモなどを使用できますので、応募者に関するすべての情報をindeedで一元管理することができます。履歴書は紙でAさんが持っている、選考結果はBさんなどという情報が分断した状況が減らせます。
(indeedより転載)
- コミュニケーション機能
応募者にはindeedの専用メール(indeedメールといいます)が付与されています。採用担当者はindeedのチャット画面にメッセージを送ることで、求職者自身のメールまたはindeedメールにメッセージを送付することができます。クイックなレスポンスができるため採用に役立ちます。
(indeedより転載)
- メッセージテンプレート機能
「応募へのお礼」「採用通知」「不合格通知」などのテンプレートが揃っており、自作テンプレートを登録することもできます。できるだけ早い応答は採用に当たり重要なため、忙しくてもまずはテンプレートを送ってしまい「こちらはあなたとコミュニケーションをとっていますよ」という姿勢を見せ、応募に至った熱い気持ちを冷めさせないのは重要です。
(indeedより転載)
- 面接調整機能
求職者と面接日時の調整を行うのは骨の折れる業務ですが、これをラクにする機能が付いています。面接の所要時間、日付と開始時間の候補をindeedの画面から簡単に設定でき、送信することで自動的に求職者にメールが飛ぶようになっています。求職者はそこからクリックするだけで日時が確定でき、確定した日時は採用担当者の方にメールが来ます。
面接の仕方についても同じ画面で選ぶことができ、WEB面接を選ぶこともできます。WEB面接機能の詳細については下記にまとめます。
(indeedより転載)
- その他の機能
情報共有機能・・・採用担当者に加えて別の面接官が居るケースで、別の面接官のメールアドレスを追加することでは面接官にはメールで情報が送信されます。
自身のメールからの返信機能・・・求職者からメッセージが届くと、indeedのアカウントに紐づいているメールアドレスにもメールが来ます。そのメールアドレスから返信をするとそのまま求職者にメッセージが届くようになっているため、採用担当者が外出先などでスマホで素早く返信することができます。
indeedのWEB面接機能
面接の調整画面で面接日時を設定する際に、WEB面接を選ぶだけの簡単操作です。
求職者が面接日時を選ぶと自動的に求職者と採用担当者にWEB面接の案内とURLが届くようになっています。zoomのようにURLを発行し、そのURLをメールで送付するなどの手間が一切ありません。
面接官が別にいる場合は「面接官を追加する」という欄があるので、そこに面接官のメールアドレスをいれるだけです。
また、indeedのWEB面接では求職者も採用担当者も専用のアプリは必要ありません。送られた来たメールの面接開始のバナーをクリックするだけで自動的にブラウザが立ち上がり氏名を入れるだけでWEB面接が始まる超シンプル手順です。
ですのでITが苦手な担当者でも安心して使用できます。
もし先方の環境が悪く接続できない場合など、最悪の場合はWEB面接画面からの電話発信機能もあるため求職者は音声のみで参加できるので、面接を飛ばすという心配はなくなります。
面接調整画面(ここでWEB面接を選ぶだけです)
(indeedより転載)
求職者のWEB面接調整画面
(indeedより転載)
WEB面接の確定および入室するときの画面(メールをクリックするだけです)
(indeedより転載)
このようにindeedの優れた管理機能を無料で使えるということですから、使ってみてはいかがでしょうか?
私自身、遠方の医療機関の人材採用支援を行うときなどはindeedを利用し効率的に実施していますし、オンラインで各種作業がクイックに行えるため採用成功率が高まっている実感はあります。デジタルテクノロジーを活用して少ない費用、むしろ無料で採用できればラッキーですよね。人材紹介でしたら100万円の手数料だったのが無料あるいは数万円になればとてもありがたいことと思います。
このようなWEBによる人材採用の支援に興味がある方はお問合せいただければと思います。
お問い合わせはこちら。
(indeedより転載)