Microsoft365のPersonalをFamilyに切り替えたらお得に利用期間が延長できた話

ICT/DX

2023年6月1日よりMicrosoft製品の値上げが行われました。Microsoft365 Personal(旧Office365 Personal)の1年版は税抜き価格で11,800円→13,545円に値上げ、Familyは16,727円→19,091円に値上げとなっています。多くの方が値上げ前の駆け込みで購入していたとは思いますが、筆者もちょうどFamilyを新しく購入したくて値上げ前に駆け込み購入をしました。これまではPersonalを利用しておりましたが会社のスタッフの分を考えるとPersonalを買い増しするよりはFamilyの方が圧倒的にお得なのです。Familyのサービスは2022年7月から日本で開始されていますが、前回購入したPersonalは2022年6月だったので、11か月間待ってやっとこの日が来たという感じでした。

ちなみにMicrosoft365 Familyの利用は家族に限定されているわけではなく友達や同僚と利用できるということは公式に案内されています。「Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません」と記載があり、「非商用利用の制限は~適用されません=商用利用は適用できる」と読み取れます。もちろんビジネス用のMicrosoft365もありますが利用できる機能とコスパを考えると圧倒的に私の場合はMicrosoft365 Familyが良いのです。

Microsoft365 PersonalからFamilyに切り替えると残日数はどうなる?

ただ、日数がまだ残っているPersonalと、セール時に買っていたPersonalが1年分(未使用)が残っていたのでこれを無駄にしないためにどうしようかと思い色々と調べてみると、次のような記載がMicrosoftの公式サイトにありました。

「~Microsoft 365 Personalがあり、 Microsoft 365アプリやその他のサブスクリプションの特典を世帯と共有する場合は、 Microsoft 365 Familyに切り替えることができます。~」

「~現在のサブスクリプションの残りの日数は自動的に変換され、新しいサブスクリプションに追加されます。 正確な日数は、移行元のサブスクリプションと移動するサブスクリプションによって異なります。」

(Microsoftサポートより抜粋)

つまり、PersonalからFamilyに切り替えるとことでPersonalに残っている日数の約85%を充当できるようなのです。値上げ後の金額的にはPerosonalはFamilyの約71%になりますのでPerosonalを購入しFamilyに充当することで約14%の節約に繋がることが分かります。これはコスパ裏技ですね。

実際に筆者のアカウントで日数がどのようになるかを試してみます。

実際に検証してみた結果

現在利用中の私のPersonalの残日数は371日でした。この状態でFamilyに切り替えると次のような案内が出てきました。

(Microsoftサポートより抜粋)

この記事を書いている2023年6月1日現在~2025年4月13日までは682日です。このうち365日は新しく適用するFamilyの分となるので、682-365=317日 が元々のPersonalの残日数371日から変換調整された日数になります。ここで、調整前と調整後の日数の割合比較を行うと、317÷371=0.854=85.4% となるため、上記Microsoft公式の案内通り約85%ということになっておりました。

Microsoft365 Familyをお得に利用する方法と向いている方

検証した結果、Microsoftの公式案内の通りとなったため、Microsoft365 Familyを購入しようとしているユーザーにとっては節約できる裏技となりそうです。2023年6月1日からMicrosoft365 Familyは約13%の値上げとなっているため、この値上げ分は帳消しにできそうです。ただし、お勧めできるのは以下の方になりますので注意してください。

  • Familyを1.85年以上使用するのが確定している方
  • 6名以下で使用する方(Familyの仕様)
  • Familyの値下げがあっても気にしない方

医療機関(病院やクリニック)や介護施設ではofficeソフトがインストールされていなかったり情報共有が紙やUSBメモリ、電話、FAXで行われていることが多いと思います。Microsoft365を利用することでofficeソフトが利用できるようになり、さらにチャットや大容量クラウドストレージ、WEB会議システムまで使用できるようになるため、施設内の業務効率化が大きく進みます。このような業務効率化も当社で手掛けておりますので、気になる方はお問合せいただければと思います。IT導入の難しい現場を熟知した事務長経験者がしっかりとサポートします。

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